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ふらふらしながら、主にWebとVR技術のこと、映画の感想、体験したサービス、気になったことなどに関してゆるく書いていきます。

『君の名は。』観てみての感想と考察。(ネタバレ)【映画】

映画

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(写真:http://www.kiminona.com/index.html

 

26日に公開されてから3日間ですでに興行収入10億円越えしているという新海誠監督の最新作。まさに、飛ぶ彗星も落とす勢いの君の名は。観てきました!

 

 

自宅にテレビもなく、極力情報入れるのを避けていたので

「なんか知らんけど、男と女が入れ替わる映画なんでしょ?」

という情報だけをもって、丸腰で映画に臨みました。

 

*以下、ネタバレ書いてあるので、まだ観ていない方は見ないことを強くおススメします!

 

 

 

映画のあらすじ

 

 

都心に住む「立花瀧」と、岐阜県の山奥に住む「宮水三葉」が夢の中で不定期に入れ替わり、夢から覚めると入れ替わっていた時の記憶を忘れてしまっているという物語。

 

最初はあくまで「リアルな夢」であると思っていた2人でしたが、徐々に現実世界で起きていることなのだと理解していきます。

 

入れ替わり生活のルールを作り、ドタバタな生活をしていく2人ですが、突然夢の中での入れ替わりが起こらなくなります。

 

そこで三葉は瀧に会いに行こうと思いたち、東京に出かけるも会えたのは三葉のことをまだ知らない3年前の時間に生きる瀧。

 

(ここで、瀧と三葉の間には、「東京と岐阜」という空間的な距離だけでなく、「3年間の時間のずれ」も存在していることがわかります。)

 

遠い距離を旅して何時間もかけてやっと会えたにもかかわらず、「誰だお前?」と、瀧には冷たくあしらわられてしまいます。

 

しかしその時、別れざまに渡した組紐を瀧はずっと持っていて、3年後。

今度は瀧が糸守町を訪ねることになるが、糸守町は3年前の彗星落下災害で消滅していたことを知り失意に沈むも、三葉となってご神体を訪れた時のことを思い出し、ご神体に行き、口噛み酒を飲むことで、再度三葉と入れ替わることができ、「た(誰)そがれ(彼)時」に、三葉と再会することを果たし、組紐を返し自分の想いを伝えようとします。

が、瀧は想いを伝えることはできず、目の前から三葉は消えてしまいます。

 

一方の三葉が、町の中を駆け巡り彗星が落下してくる前に町民を非難させようと父親に最後の訴えをしようとした時。瀧は目を覚まし、全てを忘れてしまっています。

 

8年後。

 

瀧は就職活動にいそしんでおり、「彗星の落下事故のニュース」が流れます。やはり過去は変えられないのか...。と思った矢先、クライマックスが待っていました。

 

 

観てみての感想

 

 

現実のような映像表現

 

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(写真:http://www.kiminona.com/index.html

 

 監督と同時に絵コンテも担っていた新海監督ですが、今回の映画の特徴として現実の動きに近い映像というものがありました。

キャラクターの表情や、都会のビル群、雄大な森の木々の一本一本、コップにお茶を注いだ時の液体の動きなど、細部まで現実と近い動きをしていることで、映像を見ていて本当に「君の名は。」の世界があるかのように感じることができます。

 

加藤さん:どれくらい時間かけられたんですか?

新海さん:1日15時間くらいかけています。

加藤さん:2年間ですか?

新海さん:そうですね。

(引用:https://www.youtube.com/watch?v=oLXi_bebfGM

 

時間をめちゃくちゃかけていることもあって、細部まで緻密に表現されている映像は観ていて心地いいですね。

 遠くの景色がぼやけて見えたり、ピントが合って鮮明に見えたりする表現など、本当に映像を観ているようでしたね。

 

劇中音楽と声優

 

最初の入れ替わりが起きた際に、RADWIMPSの前前前世が流れて、観客は普通に聞き流してしまうと思うんですが、(僕も普通に歌詞は聞き流していました。)その歌詞がそのあとに続く物語のすべてを語っているんですよね。

 

(参照:https://www.youtube.com/watch?v=PDSkFeMVNFs) 

 

映画を観終わってからYoutubeで改めて聴いてみて、

「すげー映画の世界観が表現されてる!」と思いました。

 

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 (写真:http://www.kiminona.com/index.html

 男性の役と女性の役を両方表現しないといけないということで、声優さんも難しかったんだろうなぁと思ったんですが、瀧役の神木隆之介さんが三葉が入っている時の瀧も上手く表現していて、本当に三葉が話しているのかと思うような表現になっていました。

 

 

疑問と考察

 

 映画を観終わっての疑問とその考察を書いておきます。

(ちょいちょいセリフが正しくないところは、目をつむってください。)

 

① なんで「二葉」は死んだの?

 

 話の中では全く触れられていませんが、二葉(三葉の母)は数年前に亡くなっています。その死因は何だったのか。

考えてみましたが、全く分かりませんでした。笑

小説読んだら分かるんですかね。

 

② 宮水トシキ(父)はなぜ避難訓練を決行したのか?

 

彗星が落下する日。瀧(三葉と入れ替わっている)が父トシキに訴えたときは

「妄言を言いよって。宮水家の血か…。」と相手にしません。

 

しかし、三葉がトシキに何かを伝えた結果、

避難訓練が行われ、村民のほとんどが助かったことがわかります。

三葉は何を伝えたのか?そして、父トシキはなぜ、三葉の訴えを聞き入れたのか?

 

①の疑問とも繋がりますが、二葉の死の回想シーンで

「二葉を救えなかった…。俺が愛していたのは二葉だ。宮水神社じゃない。」

と言います。

 

ここから、「愛していた二葉を何らかの理由で救えなかったこと」がわかります。

そして、一葉(二葉のおばあちゃん)も「入れ替わりを経験していた」ことを考えると、一葉・二葉が家系的に同じような経験をし、父トシキに対して妄言を言っていた可能性が示唆されます。

 

ここまで考えると、父トシキは母二葉の訴え(妄言)を聞き入れず、もしくは理解できず、救えなかった。

それが、最後の三葉の訴え(妄言)の状況と重なり、避難訓練を決行したのではないかと思っています。

 

物語序盤の「口噛み酒の儀式」の際に、「三葉ちゃんも四葉ちゃんも、お母さんに似てべっぴんねぇ。」と誰かが言っていましたが、母二葉と三葉は似ていたことも関係しているのではないでしょうか。

 

③ 「四葉」大人っぽすぎない?

 

 

個人的にめちゃくちゃ気になったのですが、四葉大人びすぎてませんか?笑

毎朝、姉三葉を起こしに行き、おばあちゃんに朝ご飯をよそってあげて、しまいには姉三葉に「お勉強頑張ってね!」と言い放ちます。笑

 

母を幼いころに亡くし、父は家を出ていき、姉&おばあちゃんと父の仲は険悪になっていくという状況を間近で見ていて、自分がしっかりしないといけないと思って家事など率先して手伝っているんでしょうか。泣けます。

(事実は分かりません。完全に妄言ですね。)

 

④ なんで宮水女性陣は、「一葉」~「四葉」なのか?

 

宮水家の女性の名前は、一葉(おばあちゃん)、二葉(母)、三葉、四葉(妹)です。四葉で連想されるのは、”四葉のクローバー”。

 

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(写真:http://okmusic.jp/musichubz/artists/57599/images

 

四葉のクローバーが意味するものは、一般的には「幸福」だと思います。

他にも、1枚1枚に意味があり、誠実・希望・愛・幸運の意味があるそうです。

そして、4枚そろって初めて「真実」を表すともされています。

 

となると、物語の序盤から二葉が欠けてしまっているのは悲しいですね。何かメッセージがあるんでしょうか。

 

 

 

作品中に描かれていない背景とかを考察するのは答えがないけど楽しいですね。

小説もあるようなので、拝読します!

 

まだ観てない方もぜひ劇場へ!!