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ふらふらしながら、主にWebとVR技術のこと、映画の感想、体験したサービス、気になったことなどに関してゆるく書いていきます。

究極のマネーゲームを描く『闇金ウシジマくんPart3』作品の感想と考察。(ネタバレ注意)【映画】

映画

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(写真:http://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/index_pc.html

 

1日シネマの日で、映画が1100円観れるということで、闇金ウシジマくんのPart3』観てきました!

 

本作である漫画を15巻までしか読んでおらず、Part1・2も観ていない状況ですが、割と楽しめました!!

 

 

 

漫画『闇金ウシジマくん』が原作

 

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(写真:http://sokuyomi.jp/product/yamikinusi_001/CO/1/

 

2004年からビッグコミックスピリッツで原作の連載が開始され、2010年からはテレビドラマで公開され、2012年に映画版が公開されている作品。

 

(参照:http://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/index_pc.html

 こちらがPart3の予告編。

 

 

 

映画のキャスト・あらすじ

 

 

丑嶋馨(山田孝之

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 闇金業者「カウカウファイナンス」の社長。常に冷静沈着で物怖じしない。生粋のアウトローで、多くの関係者を徹底的に追い詰めて搾取する一方、カウカウファイナンスの社員は「仲間」と呼んでいる。

 

戌亥(綾野剛

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 丑嶋や柄崎・加納と旧知の情報屋。丑嶋に情報を提供していて、丑嶋のブレーン的な立ち回りをしている。

 

沢村真司(本郷奏多

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 ネットビジネスに取り組むフリーター。天生の元でネットビジネスの商才を発揮し、麻生りなと一時恋人となるも無一文になる。

 

 

麻生りな(白石麻衣

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  駆け出しのタレント。「一つのことに熱心に生きる」一面に惹かれ、沢村と一時付き合うも、別れてしまう。

 

 

花蓮(筧美和子

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 人気キャバ嬢。りなとは友人で、加茂を太客として抱えている。ネイルの店を出して独立することが夢。

 

 

加茂守(藤森慎吾) 

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 大手メーカー勤務のサラリーマン。花蓮との不倫を何者かに脅迫されており、闇金に手を出す。同僚の人事考課を改ざんしたりと闇が深い。

 

天生翔(浜野謙太

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 天生塾塾長。ネットビジネスでネズミ講的に金をかき集め、数億円を稼ぎ出した。「Time is Money!」と度々口にし豪遊を重ねるも、多くの財産を失う。

 

 

あらすじ

 

 Part3では、本作の「フリーエージェントくん編」と「中年会社員くん編」が描かれ、「沢村真司」と「加茂守」が闇金業者に巻き込まれていく。

 

フリーエージェントくん編」

さえないフリーターとして働き、月収12万円程度の生活を送っていた沢村は、「秒速数億円」を稼ぎ出す天生のセミナーに参加し、ネットビジネスにのめり込む。

「自分の命をかけてでも成功する!」と、自分の生命保険を担保にカウカウファイナンスから借金をして、ネズミ講的に地元の友人にまで手を広げて情報商材を売って回り、金を騙し取ることで一気に稼ぎ出す。パーティーで出会った麻生りなとも付き合うことになり、生活を一変させる。

しかし最終的には、ネットビジネスを広げていく中で騙した苅部から脅迫されて無一文に転落し、りなとも別れてしまう。

 

「中年会社員くん編」

結婚していながら不倫を重ね、キャバ嬢花蓮に会うために散財を繰り返す加茂。不倫を告発されて離婚&慰謝料請求されてしまうことを恐れ、同僚や探偵から搾取され続ける。

同僚に貸すためのお金が足りず闇金に手を出してしまい、最終的に会社の金を横領してしまったこと、不倫していたことがバレてしまい、離婚に追い込まれ会社も追い出されてしまう。

 

 

 

映画の感想と考察

 

監督:山口雅俊さん

 同作品は、「カバチタレ!」「カイジ」などの監督を務めた山口さんが監督。社会をリアルに描く作品を多く手がけていますが、ググってみたらコロンビア大学MBAも取得されているみたいですね!

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(写真:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140513/1057467/?P=3&rt=nocnt

 

主題歌:『心の鎧』 Superfly

 映画1作目から一貫してSuperflyの歌が主題歌になっています。

 Part3では、『心の鎧』が主題歌。

 

 

2000年代に流行ったネットビジネスをリアルに描く

 「秒速1億円男」をモデルにしてリアルに描いた「フリーエージェントくん編」では、インターネット黎明期に流行ったネズミ講的に情報商材を売りつけ、親元だけが稼ぐ仕組みとそこで巻き込まれて転落していく人の様子がリアルに描かれていました。

シンガポールのカジノにマネーロンダリングしている設定まであって、本当にリアル。

 

闇金にハマった人、情報を持っていないがために騙される人がどのように転落していくのかが緻密に描かれていて、社会勉強になります。

 

丑嶋くんの放つ重たいメッセージ

 冷静で必要以上の発言をしない丑嶋くんは、その一言一言に重みがあります。

有名な「嵐の中のバス待ち3人。助手席に誰のせる?」の心理テストでは、

 

「素通りだろ。3人ともバス待ってるんだから。」と一蹴。笑

 

冷徹かつ合理的に判断を下すところが印象的です。

 

個人的には、丑嶋くんがネットビジネスで転落して無一文になった沢村に放った言葉が秀逸だなと思いました。

沢村が情報商材を売りつけたことで経済的に破滅した親子連れに対して、沢村が母親と一緒に謝る場面にて。

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「お前なんか悪いことしたの?自分の命かけて勝負したんだろ。…何もしないよりはマシだろ。」

 

 

ネットビジネスを通して多くの人に迷惑をかけてしまった沢村。それでもそのネットビジネスに文字通り命がけで取り組んで、結果を出しました。その挑戦に価値があったということでしょうか。

 

大多数の人だったら沢村母みたいに、「人様にご迷惑おかけして申し訳ない。」てなるところを冷静に分析して独特な解釈をしています。渋すぎますな。

 

 

『ザ・ファイナル』への伏線

 

 映画の終盤で、「僕は何としても会社にしがみつきますよ!」とクズ発言をする加茂。そんな加茂が、カウカウファイナンスの社員たちに向かって「みなさん、仲いいですね。」と発言します。

それに対して、「仲間は大事だからな。かけがえの無い存在だ。」という旨の発言をする丑嶋。

 

いつでも替えのきく存在として描かれている加茂に対してあまりにも残酷な発言ですが、この発言の後に「ザ・ファイナル」の予告映像が流れます。

「かけがえのない仲間」であるはずの丑嶋くんたちの仲が破滅する予告映像。

 

10月22日に公開される『ザ・ファイナル』を観てくださいと言わんばかり。笑

 

 

ファイナルも観るしかないですね〜