【イベントレポート】新しい働き方? “Lancer of the Year 2016” に参加してきたよ。
(写真:https://lancers-seminar.doorkeeper.jp/events/39082)
久しぶりに更新します!
今日は、“Lancer of the Year 2016”というランサーズ株式会社さんの運営しているイベントに(1週間以上前に)参加して来て、色々学びが多かったので、振り返りもかねて、ブログに書いておこうと思います!!
コチラのイベントに参加してきました。
目次
2.Instagramフォロワー数が240万人 “小野さん”
イベントに参加してみて、個人的に「面白かったな~」と思った内容だけを書いておきます!
1.バイリンガール“吉田ちか”さんのキャリア
(参照:http://withnews.jp/article/f0141029000qq000000000000000W00h0601qq000011032A)
「好きなことで生きていく」
というYoutubeのCMが一昔前に流れていましたね。
英語の学習に関してYoutubeで動画配信をしている“バイリンガール”のちかさんが、「フリーランスの未来」というパネルディスカッションで、自身のキャリアに関して話をしていました。
バイリンガールちかさんを知らないという方は、こちらをどうぞ。
小学1年生の時にアメリカのシアトルに父の仕事の関係で移住し、そこで大学4年生まで育った彼女は、大学卒業のタイミングで日本に帰国。
大手コンサル会社で3年間働き、そこで新しいことをしたいと思い始め、色々とやっている内にやり始めたのが、英語の「aとtheの違い」に関しての説明を動画に撮って、Facebookに投稿。そこから徐々にYoutuberとしてのキャリアが始まっていったそうです。
【Youtuberとしてのキャリア】
今でこそYoutuberとしての地位を確立しているちかさんですが、どのようにして今のようにYoutuberを本職として働くようになったのか...。
①きっかけ
最初は、友人から「英文のネイティブチェックして!」と頼まれたことがきっかけで、
「英語の解説を動画にして発信したら面白いんじゃないか?」と思いいたって、Facebookに投稿してみたそう。
➁コメント増加
そこから何度か英語の解説動画をYoutubeなどに投稿していると、徐々にコメントなどをくれる人も出て来た。時には、「全く面白くない!!」と言われることもあり、落ち込んでしまうこともあったが、そのたびに、少しずつ工夫をしながら続けていった。
➂試行錯誤
コメントをくれる人が増えていくことをモチベーションに感じ、工夫を続ける。「自分の英語解説を聞いているのは、どんな人たちなのか?」「バイリンガールというブランドを定着させよう!」「動画の内容を充実させよう」などと工夫は続きます。
➃継続
工夫をしたら、見てくれている人の反応を見て、また工夫をしてみる。そのサイクルを毎日繰り返していきます。
ここまでおカネは、ほとんど発生していません。お金が発生していなくても、ただ好きだから続けることができたのだそうです。
➄コラボ発生
何年も続けていたある日、企業から「コラボしないか?」との連絡がきた。英会話関係の起業からの案件が初めて成立。初めてお小遣い程度のお金が発生しました。
➅専念
自分の本業の収入の1/4程度の収入がYoutubeでの英語解説を通して得られるようになったところで、Youtubeでの仕事に注力したいということで、本業を辞め、専念。
専念してから2年。ここまで続けて初めて、情報弱者の僕にまで認知される有名人になったわけですね。
最近は、国連とのコラボもしていたりと、Youtuberとしてのキャリアを確立し、活動の幅を大幅に広げている彼女ですが、最初は好きだから趣味で続けていたのですね。
ん~。趣味が仕事になるのは、羨ましいですね。笑
2.Instagramフォロワー数が240万人になるまで “小野さん”
次に面白いなと思ったのが、“まる”という柴犬の画像を5年間毎日Instagramで共有し続けている小野慎二郎さん。
こちらが、小野慎二郎さんのInstagramのアカウント
柴犬まる可愛いですね。
SNSマーケティングのコンサルを仕事としてやっている中で、「自分のスキルを実績として示せないか…。」と考えていた時に震災が発生し、TwitterやFacebookなどのSNSのタイムラインに、暗い内容ばかり流れてくるように。
何とか明るい内容をシェアできないかということで、愛犬の“まろ”の写真をアップし始めたそう。
Instagramで写真をアップし始めると、世界中のユーザーから様々な言語で反応が来るようになり、面白かったとのこと。
そこから、「日本・アメリカ・ヨーロッパにターゲットを絞り、時差を考慮して最適な時間に3回に分けて投稿する。」「動画の配信」など自分のマーケティングスキルを活かして、様々な工夫をしていき、徐々にフォロワー数が増えていったそう。
小野さんも先ほどのちかさん同様、「楽しかったから続いた」という側面はありそうですね。
3.パラレルキャリアで働くということ
お二人の話を聞いて、徐々に日本でも増えてきているパラレルキャリアに関して考えさせられました。
会社に勤めて、(もしくは自営業をしながら人もいますね)自分の本業に取り組み傍ら、自分の趣味(お金にならないけど、本気で熱中できること)も続けていき、それを仕事にしていくというキャリアを選択する人が増えてきているのかなと思いました。
パラレルキャリアとは、現代経営学を発明したピーター・ドラッカーが提唱する概念です。簡単にいえば、現役のビジネスマンが、本業を続けながら、同時にそれ以外のことにチャレンジすることです。土日に地域ボランティアに参加、趣味に関連するECショップを運営する、NPOに参加するなどですね。「副業」よりももう少し大きな概念となります。パラレルキャリアでは、目的が報酬だけではないからです。自身のスキル向上や使命と感じられるような活動に取り組むこともしっかりと含まれています。
これがパラレルキャリアの考え方ですね。
上で見たバイリンガールちかさんの場合だと
本業としてコンサルで働いていて、そこからお金をもらっていたけど、趣味でも英語を使った動画配信をし始めて、好きだから続けているうちに、徐々に動画配信のスキルが上がっていって、ファンも増えていって「英語✕Youtube配信」という領域でお金が発生するラインにまで到達したので、そちらを本業に切り替えたという形ですね。
こんなことを考えながらパネルディスカッションを聞いていると
僕「そもそも最初の本業ってやる必要あったの??最初からネット業界行くとか、Youtuberやっとけばよかったじゃん。」
と思ってしまったのですが、
ちかさん「自分にとって、何が好きかなんて、結局はやってみないと分からない。お金がなくても続けられることに出会えるまで色々なことに挑戦してみるべき。」
とおっしゃっていました。
僕「なるほど~。」
実際に様々なことに挑戦して来て、自分の好きなことを見つけて熱中している人からの言葉ということもあって、腑に落ちるものがありました。
ぼくは熱中できることが見つかっていないナウなので、色々やってみます!
ちかさん、ありがとうございました~(^^)!!
4.まとめ
結局ちかさんの話ばかりしてしまいましたが。笑
「アルバイトの代わりに、“ランサーズ”とか、“クラウドワークス”で仕事してるよ!」
ていう人は自分の周り(大学生)ではまだまだ少数ですが、いずれ大多数の大学生が使うようになるんじゃないかなと思っています。
フリーランス実態調査2016年度版を発表! 日本のフリーランス事情 | THE LANCER(ザ・ランサー)
↑フリーランスの分析がされています。
イベントが終わってみて、こういうふうに「イベント参加した人が何を学んだかを共有できるツール(プラットフォーム?)的なのがあったらいいな~。」と思ったりしました。
知っている方いたら教えてください。笑
それでは。
追記
詳しいイベントレポートが出たので、貼っておきます!
↑ちなみに、パラレルキャリアの図の参考にした本です。
ここら辺の話が詳しく記載されているので、興味ある人はぜひ読んでみてください~。